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体質的な要因を知ろう

吃音 脳

 

現在、どもりの原因や実態は
よく分かっていないとされており、定説はないといわれています。

 

吃音 体質

しかしこちらで説明しましたが、
持って生まれた資質と幼児期に身についた性格に、
恐怖やストレスなどの要因が加わることで
発症することが多いと言われています。

 

ここではどもりの原因だとされている
大きな要因を五つあげ、詳しく説明していきたいと思います。

 

まずは生まれ持った体質的な要因について知りましょう。

 

どもりになりやすい体質的な要因を持って生まれると
どもりを発症する確率が高いと言われています。

 

 

左右の優位性と吃音のかかわり

人間の脳は、少し前のページでも簡単に説明しましたが
左右いずれかが片方を優位にリードすることで
安定を保つ仕組みになっており、
言語機能は特にその優位性がはっきりとしています。

 

つまり、片側がもう片方を優位にリードすれば言語機能は安定するのです。

 

 

この片方の脳の優位性が崩れたり、優位性にあまり差がない場合は
言語機能に異常が起こってどもりが生じる・・・と言われています。

 

これは「大脳半球優位説」と呼ばれ、
1931年にリー・エドワード・トラヴィスが提唱したものです。
言語病理学者の元祖である彼は、特にどもりの研究に尽力しました。

 

また、「大脳半球優位説」にかかわる資料は
国立障害者リハビリテーションセンター広報誌」や
知っておきたい吃音知識
などが参考になります。

 

その他の説

吃音 疑問

こういった片側の優位性と吃音の関係は
以前は脳以外の部位にも見られると考えられていました。

 

両手利きだとどもる確率が高い、
左利きを右利きに変えた場合にどもりが生じる場合があるなど
うわさになったことがあり、広く知られるようになりました。

 

しかしその後、目、手足の利き側の臨床的な実験で吃音者と非吃音者の間に
確実な差は見られなかったため、この説は今では取り上げられません。

 

 

どもりは左右の脳の優位性で生じる

話を脳に戻しましょう。

 

 

左右の脳の優位性のバランス

 

吃音 体質

 

吃音者と非吃音者の脳を検査した比較研究の結果から、
どもっている人たちは右脳の活動が活発であることが判明しています。
(どもっていない人たちの多くは左脳の働きが活発)

 

したがって脳の左右の機能分化が進んでおらず、
どもらない人たちに比べると言語と舌の動きなどの
両方にかかわる部位で協調性が低くなってしまっていたり
言語に関わる脳の働きが分かりにくいなど、異なった部分が見られます。

 

 

脳から何か発信されている

また、どもりは不随意運動・・・
つまり意志にもとづかない不合理な運動であり、
発語の時に脳から異常な信号が出ているのでは、とも考えられています。

 

それを含め、どもる人の脳には
何かがあるのではないかと考えられて研究は進められており、
これが成果を出せばどもりの原因究明の大きな一歩となるでしょう。


 

 

 

 

吃音改善